レア度 ★
釣る楽しさ ★★
おいしさ ★★★
ホシササノハベラの基本情報
ホシササノハベラという正式名称ですが、一般的にはササノハベラと呼ばれている種類です。後述しますが、ササノハベラには2種類いて、その片割れです。
ホシササノハベラの主な生息域は、浅場の岩礁域。日本には幅広く生息しており、日本海側なら青森より南、太平洋側なら千葉より南に分布します。ただし、沖縄周辺にはいない模様。
全く珍しい種類でもなんでもなく、九州の場合は岩場や海藻の周辺なら割とどこにでもいると思います。ただし、キュウセンと異なり完全な砂地には居ない印象です。砂地よりも、岩場や海藻なんかのストラクチャーが好きなんでしょうね。
性転換する魚で、小さいものは全てメスです。オスはどうも群れの中に1匹しかいない、いわゆるハーレム。そして群れのオスがいなくなると、メスの中で一番大きいやつがオスになるとか。いったいどういう仕組みだ?
動物食性で、ゴカイやエビなんかを良く食べているようです。ただ口が小さいので、そこまで大きな獲物はとれないかと思います。岩や海藻に着く、小さな動物を食べているのでしょうね。ただ、3インチのパワーホグでも釣った事もあるので、意外と貪欲なのかも。
ホシササノハベラのルアーでの狙い方
ホシササノハベラは外道として有名な魚なので、まぁ狙おうと思う人は少ないかも知れません。どんな釣りをしていても、岩礁周りならポロポロ釣れてきます。ただ、なんも釣れない時はいい暇つぶしになるので、狙ってみるのも一興かと。
ササノハベラをルアーで狙うなら、アジメバ用のワームで狙うのが一番確実です。昼間にアジメバ用のワームを使っていると、バイトはあるけど乗らない事が多々あると思います。その正体が大体こいつ。
乗らない原因は単純で、ササノハベラの口が小さいから。そこで、フックのサイズを思いっきり小さくしてみてください。劇的にフッキングが良くなります。ナローゲイブのジグヘッドなら、口にすっぽり入るのでよりオススメです。

ササノハベラを含めたてベラ類は、基本的に夜は寝ているため朝から夕方にかけてしか釣れません。ということは、ワームがフグの餌食になる可能性が高いということ。さらに、ササノハベラの歯も何気に鋭いので、ワームが食いちぎられることも少なくありません。なので、月下美人のような、フグにも強いワームを使った方が無難でしょう。
寒くなると冬眠するらしいですが、自分は結構冬にも釣った事があります。朝マズメまでメバルを狙っていると、日が完全に顔を出したくらいからササノハベラが釣れ始めます。印象として、冬に釣れるササノハベラはでかい気がするので、もしかしたら大型は多少寒さに強いのかも知れませんね。まぁ、九州や四国の海水温が高いだけかもしれませんが。
ホシササノハベラに似た魚
現在、ササノハベラはホシササノハベラとアカササノハベラの2種類に分けられています。この2種がよく似ていて見分けがつきにくい。ていうか、以前はササノハベラは1種類とされていたようで、そりゃ似ているわって話。

見分け方としては、目の下の黒い線を見るのが分かりやすい気がします。黒い線が胸鰭方向に伸びていたらアカササノハベラ、そうでなければホシササノハベラです。
また、身体にある白い斑点でも見分けが付きます。白い斑点が明瞭ならホシササノハベラ、不明瞭ならアカササノハベラです。まぁ、明瞭か不明瞭はかは主観になるので、微妙かもですね。

ホシササノハベラの体色は多彩で、青っぽいものから赤っぽいものまでいます。つまり、赤いからアカササノハベラという訳にはならないという事。これが、見分けがつかない原因な気がします。とは言え、アカササノハベラはほとんどが赤っぽい色合いなので、青っぽければホシササノハベラと思っていいかと。
体感ではありますが、アカササノハベラよりもホシササノハベラの方が多い印象です。ベラをたくさん釣っていると、たまにアカササノハベラが混ざる感じ。ただ、アカササノハベラは黒潮の当たる場所に多いとされているので、地域によって差があるかもしれません。
ホシササノハベラの味
ホシササノハベラは、基本的には外道として扱われている魚です。そのため、キープして食べるという方はあまりいないように思います。
ところがどっこい、ホシササノハベラは意外と美味しい魚です。焼いても煮ても意外と美味しいので、自分もたまにキープして帰ります。まぁ、他にキープする魚がいれば逃すんですけど。
若干水っぽいので、火を通しても身が柔らかいです。これが好きな方もいるでしょうが、しっかりした身が好みならちょっと干すといいかも。また、油を使ってこんがりソテーすると、水っぽさは気にならなくなります。
刺身でも結構いける魚で、新鮮なものなら歯ごたえも強いほうです。味も甘味があって美味しいです。ただ、個人的にはキュウセンには劣ると思います。あと、身が柔らかい上にぬめりが強いため、かなり刺身の状態まで持っていくのが大変です。そのせいかは分かりませんが、骨を残したままスライスして食べる「背越し」でも食べられるよう。個人的には、骨は硬い方だと思うのですが。
個人的には、見た目です損をしている魚と思っています。なんせ、骨が青いですからね。あんまり美味しそうに見えないのは、仕方がないことかも知れません。でも、食べてみたら意外と美味しい魚なので、機会があればぜひと挑戦してみて下さい。



