こんにちは、Mayoです。
ワタクシ、たまにロッドを破壊します。注意力散漫なのでしょうね。
以前にベイトフィネス用ロッドのグリップ部分を破壊してしまったので、補修する記事を書いたこともあります。ティップを折ってしまった数も片手では足りません。そんなとき、今まではトップガイドを外して先端に付け替えるぐらいのことはしていました。
しかし、トップ以外のガイドを折ってしまうこともあります。その際は、自分で付け替えることなど頭になく、ショップに依頼して修理してもらっていました。しかし何度も出していると地味に費用が大きいです。そもそもロッドって長いので送料だけでもなかなかに大きい。ガイドをひとつつけてもらうだけでも5000円以上軽くかかるのですから、どうにか自分でできないかなと考えていました。
そんな中、FujiのHPにガイドの取り付け方法をかなり詳細に記したガイドブックがあるじゃないですか。これだ!と思い、挑戦してみることにしました。
Fuji社のWebカタログでノウハウをチェック!
念のために言っておきますけど、今回はガイドを折ってしまったわけではありません。現在ハタをメインに狙う際に使用しているロッドが、メガバスのデストロイヤーF7.1/2-90X ICBM “LAKE BIWA LONGDISTANCE”なんですが、バスロッドのためガイドが小さい。当然ながらフロロの16とか20lbあたりをメインとするような用途のロッドですので、それ用には全く問題のないセッティングです。ウェイトやバランスを取るためともいえるのでしょうが、スジアラを狙う際にはPE2号+リーダー60lbなどを使うため、FGノットを組むとはいえかなり飛距離が落ちているイメージです。しかも、トップに近いガイドはシングルフットのため、スジアラや青物を掛けたときに不安があります。
(不安とはいっても、完全に自分のイメージだけですけど)
そのため、すべてダブルフットで大きめのガイドへ組み替えたいと思っていたんですよ。でもガイド交換となると公式ではやってくれませんし、そういったアレンジショップでは手数料込みで1個あたり3000円ほど。全部変えたらロッド1本買えるレベル。
そんなことで、ガイドを自分で全部変えてみる作戦決行!
ちなみに、取り付けに関する詳細手順は前述のFuji社(富士工業)Webカタログに記されていて、素人が説明するより間違いがないのでそちらをご参照くださいませ。商品カタログとオプション品やノウハウのカタログ2種あるので、ノウハウの方を見て下さいね。しかもこのWebカタログ、素人でも失敗しにくいようにかなり細かいテクニックやワンポイントまで記載されています。素晴らしいと思います。
まずはガイドを外していきます
さてさて、自分が行った流れでも。まずは既存ガイドの固定位置にカートンテープを貼って場所を間違えないように準備してみます。

そして、まっすぐ並ぶようにガイドフットの場所にマジックでラインを入れておきます。

先に言うと、この作業は必要なかったです。特に全ガイドを交換する際には。というのも一度スレッドで巻いた後、エポキシで固定する前に微調整せねばならないからです。
次に、トップガイドは軽くライターで炙ってからラジオペンチなどで掴んで引き抜きます。この際にひねるような力の入れ方をするとブランクが傷む可能性があるので要注意とのこと。

無事に引き抜けました。
ノギスでブランク径を計測したものから逆算してサイズを選びましたが、実際に付いていたトップガイドは径がひとつ大きいように感じました。あとで確認したところ、1サイズ大きいものの方がエポキシ接着剤の分として余裕があった方がよいとのこと。もう少し熟読してから買えばよかったけど、まあ仮で入れてみたら問題なくセットできたのでいいでしょう。

次に、ほかのガイドを外していきます。この作業、かなり手間を食いました。ドライヤーの風を当てて温めることでエポキシコーティングを柔らかくし、ブランクに傷をつけないようフット部分にカッターの刃を入れて剥がしていくのですが、ドライヤーの温度不足か、常温時とそれほど硬さが変わらなかったので、面倒くさくなり途中からドライヤーなしで剥がしていきました。素人のやることで、面倒くさくなって力を入れすぎ、ブランクを削ってしまうのが一番怖かったので本当にのんびり慎重に削っていきました。
ガイドを取り外した後、ブランクに残ったコーティング剤を剥がすため、これまたドライヤーの温風を当てながらプラスチック製の定規の角を当てて削っていきます。慣れるとカッターなどでも問題ないようですが、素人の…以下略
自分のロッドからガイドを全部外すなど人生初なので本当にビクビクしました。ガイドのないブランクを眺めるのはすごく不思議な感じです。

時間を掛けてスレッドで巻き巻きセッティング
その後、元々ついていたダブルフットのガイドはひとつトップ側に移動するなどし、足りない部分は新しいガイドを購入してセッティング。フットの上面はツルツルし過ぎているため、取り付ける前にヤスリなどで敢えて傷をつけ、固定用のスレッドを滑りにくくする準備が必要です。トップ側から1個ずつ、本当に時間をかけながら固定していきました。

自分の気分によって2色のスレッドを使ったので恐ろしく時間がかかりましたが、1色だけで巻いていくならさほど時間はかからないと思われます。というか、スレッドをセットするボビンホルダーを、スレッドの数だけ持っていればかなり効率的。自分が持っていたフライ用のボビンホルダーを流用し、ひとつだけで済ませたので効率が悪いのは自分のせいです。

ガイドごとに2色を巻き付ける回転数を変えていき、ランダムなパターンにしたので統一感はないですが、意図的なのであしからず。途中で固定したはずのスレッドが緩んでやり直しなど、死ぬほど時間がかかったがまあいい経験と言うことで腐らずに続行。
とはいえやはりスレッドホルダーを買い足そうかと途中で散々悩むほど効率が悪かったですね。
しかもこのロッドはガイドが12個装着されており、自分の意思ながらトップ以外をダブルフットにしたので、23ヶ所にスレッドを巻く必要があってなかなか進みませんでした。ひとつ取り付けるごとにトップガイドの向きとズレていないかをよく確認していきます。そもそもこのロッド、2ピースなのですがかなり変則的で、グリップ部分とブランクで別れます。そのため、グリップとは無関係に取り付けできる自由度の高さ。
それ即ち複雑さの裏返し。慣れていないこともあり、相当慎重に角度設定しましたね。やろうと思えばここでスパイラルガイドにもできますが、物理学に暗い上、以前使ったロッドではスパイラルガイドにメリットを感じなかったのでそのままストレートを継続。
ようやくすべてのガイドをセッティング完了しました。

スレッドの端がカットされていないのは、角度調整しているときにスレッドの端が解れて折角時間を掛けてスレッドを巻いてきた今までの苦労が水の泡になったことがあったためです。角度調整後にしっかりカットしましたよ。
巻き終えたスレッドの上からエポキシコーティング
さあ、ここからエポキシでコーティングしていきます。念のために書いておきますが、エポキシコーティングはエポキシボンドとは違うので要注意です。自分は以前ロッドのフット部分を折ったときに購入していたのでそのままそれを使用しました。


本当ならここでブランクを自動でゆっくり回しながら乾燥していく装置を使うと全体の厚みが均一になるため望ましいらしいです。ビルダーでもなく使用頻度も低いため抵抗があり、その装置は購入せず済ませました。そのため、一度に使うエポキシコーティングの量を少なめにし、回数を重ねることで厚みがバラつくリスクを軽減しました。
塗ってからしばらくは数分ごとに少しずつ回転させ、厚みが均一になるよう手間をかけていきました。1回に塗る量を減らすことでリスクを減らし、通常は2回ほどでよいと思われるコーティングを3回に分けて行いました。が、やはり一部はバラつきましたね。完成度を求めるならば自動で回転する装置(フィニッシングモーター)を購入した方がよさそうです。1万円を切るようなので何度もガイド取り付けを行うなら、さっさと買った方がいい気もします。

完成!見よ、この曲がりを!
ようやく完成。試しに地磯で振ってきました。
いい感じで曲がってるだろ?
根掛かりなんだぜ、これ…。

というわけでひとまず問題なく、課題だったリーダーとの結束部もあまり抵抗なくキャストできたのではないかと感じました。とはいえ、割と近くの地磯だったのでPE1.2号+30lbのリーダーを使用したんですよ。実際に60lbを超えるようなリーダーを使ってキャストもしてみないといけないですね。今後の課題です。
個人的反省と要注意事項
と、いうことで。今回の反省から要注意事項として今後する際は考えておきたいことです。
まずガイドの取り付け位置がずれないよう、コーティングされた場所から1mmの位置に目印のマスキングテープを貼り付けていましたが、そこは重要ではありませんでした。というのも、購入するガイドにもよるでしょうが、フット部分の長さやガイド形状や角度によって、元のガイドと同じフット位置に取り付けてもガイドリングの位置がズレるんです。重要なのはガイドフットの位置ではなく、リングの位置かと思います。
よって、マスキングテープは例えばガイドリングの位置から20mmの場所に貼るなどの工夫をし、元のリング位置からズレないようにする事の方が重要だと感じます。これには外した後、取り付ける時になって気づいたので、時すでに遅しでしたがすごく勉強になりました。もし運がよく同じロッドを持っている人がいたら、並べてリングの位置を教えてもらいたいものです。正直、センチ単位でのズレではないのですがメーカーの意図が込められたセッティングからはズレているので、意図的に位置を変えてロッドの持ち味や性質を変えたいという人以外は強く意識した方がいいと思います。
ガイドのフットが折れてしまったなどで同じガイドを購入・セッティングするならいいけれど、大きさを敢えて変える場合は、同じ型番シリーズのであっても大きさが変わればフットの長さは変わるはずですし、シングルフットからダブルフットへなどの変更であればなおさらです。
そして使用するスレッドの色の数はボビンホルダーを購入した方がいいです。模様をつけるような飾り巻きをする場合などを除けば2色、多くても3色程度でしょうから、効率を考えると買った方がかなり楽です。
今回の変更や取り付け用のアイテム購入により、ガイド修理の意識がかなり変わったのはすごくプラスになりそうです。今までは特にシングルフットのガイドが曲がってしまい、元に戻す事で金属疲労が溜まっていき、ある日折れてしまうなんて事があり、その度に店に依頼していました。今後その費用はほとんど不要になるから、素人技術とはいえすごく大きいと言えるかなと思います。もちろん自己責任になりますが、相当不器用な人でない限り可能な作業ですよ。見た目とかこだわり始めたらどんどんハードルは上がると思いますけど…。
ではでは、失敗覚悟で挑戦してみてくださいませ。


